説明
アコースティックな温もりとノスタルジックな電子音が溶け合う、Boards Of Canada屈指の名作。
スコットランドの兄弟デュオ、Boards Of Canadaが2005年に発表した3作目のアルバム『The Campfire Headphase』。ダークで不穏な前作『Geogaddi』から一転、本作ではアコースティック・ギターやよりオーガニックな演奏を大胆に取り入れ、フォークやサイケデリアの要素を織り交ぜた独自のサウンドへと到達している。彼ら自身が「普通のバンドがどこか壊れてしまったような音」を目指したと語る重要な転換点となった作品だ。
代表曲「Dayvan Cowboy」をはじめ、「Satellite Anthem Icarus」「Peacock Tail」「84 Pontiac Dream」など、夕暮れの風景や幼い頃の記憶を呼び起こすような楽曲が並び、アナログ機材ならではの褪せた質感と浮遊感のあるメロディが深い没入感を生み出す。ロック、アンビエント、IDM、フォークトロニカの境界を曖昧にしながら、どこにも属さない唯一無二の世界を描き出している。
前2作に比べて開かれた印象を持ちながらも、時間の経過や記憶の曖昧さ、自然への憧憬といったBoards Of Canadaならではのテーマは健在。電子音楽ファンだけでなく、ポストロックやサイケデリック・ミュージックのリスナーからも高い支持を集め、現在ではフォークトロニカを代表する金字塔として語り継がれている。
柔らかなギターの響きと色褪せたシンセが織り成す、幻想的で郷愁に満ちたサウンドスケープ。Boards Of Canadaのディスコグラフィーの中でも特に親しみやすく、それでいて何度聴いても新たな情景を見せてくれる傑作だ。
| A1 | Into The Rainbow Vein | |
| A2 | Chromakey Dreamcoat | |
| A3 | Satellite Anthem Icarus | |
| A4 | Peacock Tail | |
| B1 | Dayvan Cowboy | |
| B2 | A Moment Of Clarity | |
| B3 | '84 Pontiac Dream | |
| B4 | Sherbet Head | |
| C1 | Oscar See Through Red Eye | |
| C2 | Ataronchronon | |
| C3 | Hey Saturday Sun | |
| C4 | Constants Are Changing | |
| D1 | Slow This Bird Down | |
| D2 | Tears From The Compound Eye | |
| D3 | Farewell Fire |







