説明
オーストラリア出身で現在ベルリン拠点の DJ/プロデューサー Tornado Wallace が届ける、クラブ指向のダンス・ミュージックが詰まった12インチ。フル・レングス10分超のリード・トラックから、アンビエント寄りのミックス、さらに“Bitter Beats”という名のDJツール的カットまで収録。
A面に収められたメイン・ミックスは、鍵盤が語りかけるように始まり、その後クラブ・モードへとドライヴする展開。B面 “Symphony Mix” では空白の時間を漂うようなアンビエント・トーンが広がり、続く “Bitter Beats” はリズムと音の断片が断続的に揺れ、DJのセッティング素材としても有効な構成。
Tornado Wallace自身は “melody and beats” を信条に、幅広いサウンドを駆使してプレイするプロデューサーとして紹介されている。この一枚は、単なるハウスではなく、ハウスのフォーマットを借りた音響/即興/クラブ・アート的な側面を持つ作品。音像がじわりと広がる瞬間、踊る身体と聴く意識が重なり合う体験が待っている。
ダンスフロアを意識しつつも、聴き込んでこそ見えてくる層が少なくない。音の余白と刻まれたビートの間で、じっくり浸る価値ある12インチだ。
A1. Bitter Suite
B1. Bitter Suite (Symphony mix)
B2. Bitter Beats
TPR004-A1
TPR004-B1
TPR004-B2
Tornado Wallace arrives at Test Pressing with the main mix being a beautiful long track that develops over ten minutes, starting with keyboard melodies before the tracks goes into the club zone. The ‘Symphony Mix’ takes the train on an ambient mix with the Bitter Beats bringing fin for the DJ squad.










